【長崎県壱岐市】椎名隼都君の里親、斎藤智之夫妻は?NPO法人理事やDJをしていた!

高校2年生の椎名隼都君(17)の遺体が、長崎県壱岐市原島の海岸で見つかりました。彼は、同じ島に住む斎藤智之と京子夫妻の里親のもとで暮らしていました。その後、島に住む離島留学生が週刊文春に告発し、斎藤夫妻が虐待していたのでは?と報道されました。

この報道を受けて、今回は斎藤夫妻がどのような里親だったのかを調べてみたいと思います。

目次

壱岐島について

九州の玄界灘に浮かぶ長崎県の離島、壱岐島は、博多から高速船で約1時間、長崎空港から飛行機で30分ほどの距離に位置しています。

壱岐島は人口が少ない離島で、令和5年現在で約24,872人が暮らしています。

この小さな島では、人との交流も田舎ならではで、噂がすぐに広まってしまうことがあります。そのため、島内の人々のつながりが密であると考えられます。

椎名君は、壱岐市の離島留学制度を利用して島に来り、里親である斎藤さん宅でホームステイしていました。しかし、3月16日発売の「週刊文春」が里親による虐待疑惑を報じたため、留学生の一人が以前、文春の取材に対して証言をしています。

留学生

・隼都君は斎藤さん宅に来たときからスマホを取り上げられていた。
・スマホを取り戻そうとしたら怒鳴られ、叩かれた。
・隼都君がもらう食事の量は、斎藤さん一家の食事量よりもはるかに少なかった。
・去年の夏には、隼都君を含む複数の留学生が罰として、台風の暴風雨の中、山の上まで連れ出され、正座させられた。

3月21日に「NEWSポストセブン」の取材を受けた斎藤さんは、以下のように述べました。

斉藤さん

「隼都君は一度しか叩いていない」
「日常的に体罰を与えていたことはない」

と文春に対し反論していたそうです。

壱岐市教育委員会の久保田良和教育長も、壱岐市の「いきっこ留学制度」を担当している人物であり、次のように語っています。

教育長

「日常的に叩かれたり怒鳴られたりしていたら、椎名君は3年半もそこ(Aさん宅)にいるわけがないんです。それだけ、親代わりで優しくされていたということだと思うんですね。今後は定期的に質問用紙を用意して、子どもたちの声をちゃんと聞けるようにしていきます」

斎藤さん宅で椎名君と同居していた留学生Bさんは、反論に対してこう述べました。

留学生B

「嘘ばかりついて、あり得ない。
本人が自覚していないとしか言いようがない」

との話の他にも、留学生BさんAさんの話では

留学生B

「このままでは何もなかったことにされてしまうので話します。去年の夏休みの直後、隼都君がスマホをAさん夫妻の寝室から持ち出そうとしたのがばれて、僕も連帯責任で怒られました。その時、奥さんがテーブルに置いてあったお盆を滑らせ、隼都君に勢いよくぶつけていました。奥さんは隼都君によく『キモい』『泥棒』と言い、他の留学生を日常的に怒鳴っていた。Aさんも『朝の挨拶の声が小さい』といった理由で留学生を叩いていました」

留学生A

「隼都君は昨年から今年にかけて、里親から少なくとも5回以上は叩かれていたと聞きました。平手でかなり強く、顔以外の上半身を叩くことが多かった。ほかの留学生もルールを破れば叩かれたり、髪の毛を掴まれたりしていたようです」

上記以外に、斎藤さんは次のように答えたと言われています。

椎名君をたった1回しか叩いていないというのは本当ですか?

斉藤さん

「それは本当です。あとは恫喝することはありましたけど。恫喝は要するに(椎名君が)死にたいと言った時にね。『その言葉は二度と出すなよ』ってことで」

奥さんが椎名君にお盆を投げつけたりしたことがありましたか?

斉藤さん

「ええ……いや、覚えていないですね」

「キモい」という言葉を奥さんが椎名君に向けたことは?

「嫁さんも警察に聞かれて説明していましたけど、それは隼都にじゃない。誰かにではなく、何かに対してだと思うんですけど」

今回の件を虐待と思いますか?

「……世間一般的に見れば、虐待ですよね。でも、僕らの中ではそういう気持ちっていうのは親心と思って。でも結果は結果なので(椎名君の)気持ちを読み取れなかった。しかも長いこと」

一方で留学生の保護者の一人はこう訴えています。

保護者

「もしも自分の子供が椎名君のようになってしまったら、それは自分たちにも関係あることだと感じます。だからこそ、この問題を放置せず、真実を明らかにしてほしいと思います。」

世間の声にはどんなものがあったか

壱岐市教育委員会の久保田良和教育長は、「いきっこ留学制度」の担当者であり、次のように述べています。「もし椎名君が日常的に叩かれたり怒鳴られたりしていたら、彼がAさん宅に3年半も留まり続けることはできなかったでしょう。だからこそ、彼はAさん夫妻から親代わりのように優しく接してもらっていたのだと思います。」もし彼が本気でそう思っているなら、教育長を辞めるべきだと思います。

亡くなった子は再婚家庭で、父親は新しい家族と一緒に暮らしていました。そして、この子は一人で島に送り込まれたということです。このような状況では、子どもにとっては逃げ場がないのでは?

人の子供を預かっているのに、怒鳴りつけたり脅したりして「躾だ」とか「愛情表現だ」と言うのは、時代遅れであまりにも問題があります。もしかしたら、このような考え方が島全体に根付いているのかもしれませんが、それはとても怖いことだと思います。今後も里親制度を継続するのであれば、すべての里親に対して研修や外部からの定期的な監視が必要だと思います。

壱岐市教育委員会の久保田良和教育長が、「いきっこ留学制度」を担当する中で、自分の考えだけで調べもせずに発言した、「日常的に叩かれたり怒鳴られたりしていたら、椎名君は3年半もそこ(Aさん宅)にいるわけがないんです。それだけ、親代わりで優しくされていたということだと思うんですね。」という発言は、怖いと思います。虐待について告発した子供がいる以上、虐待があったと思われます。このような状況で、教育委員会の責任者としては辞任した方がいいと思います。

携帯を取り上げられたり、取り返したら虐待される理由が理解できない。里親たちはお金をもらいながら、商売として里親をしているのに、自分たちの思い通りにならないと暴力を振るっている。携帯を使ってはいけない理由や時間の制限について話し合い、納得できるようにコンセンサスを得るべきである。勝手に唯一のおもちゃを取り上げられ、帰る場所もなく絶望して自殺してしまった子供がいたのに、里親やその周囲の人たちはなかったことにしている。この島は本当に子供たちが捨てられている島なのか?

椎名君の父親は再婚し、継母がいることがわかっていますが、実母の存在は不明です。
彼は内向的な性格を改善するために島に送られました。

同じ留学生から虐待を示唆する内容があったにもかかわらず、壱岐市教育委員会の久保田良和教育長は詳しく調査をしていないようです。
このことについて、不信感を抱いた投稿が多く見られます。

里親斉藤智之夫妻に向けられる虐待の疑い

ネット上で広まっている虐待の内容としては、以下のようなものがあります。

  • 平手で叩かれることがある。原因は挨拶の声が小さいこと。
  • 里親宅の子供たちに出されるおかずの量が実子よりも少ないことが明らかになっている。
  • シャワーはたった5分しか使えない。
  • 台風の暴風雨の中、複数の子供たちが外で正座させられたことがある。
  • 鼻をすすると怒鳴られる。
  • スマートフォンを取り上げられることがある。
  • 齋藤京子が椎名隼都くんに暴言を吐き、平手で叩いたことがある。
  • 齋藤智之は、京子の虐待を認識していた。「あれくらいでやめておけ」と言ったこともある。

もし報道が真実なら、これは明らかに虐待行為です。

携帯を取り上げる理由が、椎名君が何かの規則を破ったからということでしょうか。

報道によれば、何度も取り返すために椎名君が斉藤夫妻の寝室に入り、怒られたとされますが、彼がそれを納得していなかった可能性があります。

それでもなお、斎藤夫妻は方針を変更しないという姿勢を見せています。

現在は虐待を内部告発した里親仲間のFACEBOOK投稿は消されています

椎名君が行方不明になった直後に、別の里親からのFacebook投稿があったことが、隠ぺいされていたことが明らかになりました。

最初の投稿は、「壱岐」というグループに投稿されましたが、消されてしまったとのことです。高田さんは、3月5日から椎名君の行方を心配し、諦めずに何度も呼びかけています。

https://www.facebook.com/yoshitake.takada/posts/6294401723925027

壱岐島にあるイルカのテーマパークを運営する高田佳岳さんは、別の子供の里親でもあります。彼は投稿で、椎名君を引き取った斎藤夫妻が虐待をしている可能性があると示唆しています。

高田さん

2ヶ月ほど前、同じ里親にお世話になっていた高校1年生から「もう家(ホームステイ先)に帰りたくない、壱岐から出たい」とSOSを発信してきました。

高田氏が受け取ったSOSは、斎藤夫妻の里親の元にいたもう一人の高校1年生からのものでした。その高校生は、助けを求めていました。

高田さん

子供の話だけでは信憑性に欠けるかもしれませんが、彼から聞いた生活の実情は信じられないほどひどかったです。

ということで、高校生は里親の斎藤夫妻から高田宅へ受け入れられたようです。

高田さん

もしハヤトくんもうちに引き取っていたら、今回の行方不明も防げたかもしれないと思ってしまいます。私にできることがあったのに、それをしなかったことが心苦しいです。

高田氏は、自分が責任を感じて大変後悔していると述べました。
しかし、島内の人間関係を考慮すると、このような内部告発をFACEBOOKで投稿することで、島内での人間関係に悪影響を及ぼす可能性があると心配しています。

それでも、高田氏は、投稿が消されたとしても、再び投稿することを決意しました。

世間にもっと知ってほしい

という高田氏の誠実さがうかがえます。

椎名隼都君の里親をした斎藤夫妻の自宅住所は?

二つの住宅がどのように配置されているのかは分かりませんが、Googleマップで確認する限り、かなり大きな家であり、敷地も非常に広いことがわかりました。

展望がよく、南向きで広々とした2つの戸建てが建っていることが分かります。

この写真には、失踪した椎名隼都君も写っていますが、留学生と一緒に食事をしている様子がわかります。

留学生たちは一緒に勉強したり、学校の教室のような雰囲気で過ごしているようです。この画像からは、斎藤夫妻が虐待しているようには全く見えませんね。ただ、他の里親からの告発や高校生の証言があるため、今後真相が明らかになっていくことでしょう。

里親、斎藤智之氏の経歴について

写真は2019年のものです。

斉藤智之氏はランサーズというサイトにも登録しており、そこで公開されている情報から経歴が分かっています。

[ イベントと放送経歴 ]
九州一円で数多くのイベントに関わり、企画運営を学ぶ。29歳でラジオディレクターに転身&音響エンジニアとしても従事。35歳でこれまでの経験を活かし、5歳まで暮らした故郷の壱岐島に帰り、ラジオ局、イベント企画運営、音響など島になかった事業を立ち上げ現在に至る。

1991-1994 Barなど飲食店経営を目指し従事
1994-1997 市内イベント会社に在籍し業務遂行
1997-1998 RKBミューズ契約 ラジオ営業促進部にてイベント制作に従事
1998-1999 株式会社エフエム九州(クロスエフエム)にて番組制作に従事
1999-2001 天神エフエム株式会社(現:LOVE FM)にて番組制作に従事
2001-2004 九州国際エフエム株式会社(LOVE FM)にて番組制作に従事
2004-2010 壱岐へ帰省 勝本FM76.4MHzの企画運営に従事
2010-現:壱岐エフエムのコミュニティエフエムに係る免許申請から開局~運営に至るまでの全てをプロデュース NPO法人代表

[講師]
福岡スクールオブミュージック プランニング課

[自己PR]
主にイベント企画などにおける様々なプロモーションという点に特化した役割を担う業務に従事、故郷の「壱岐島」の通信・情報技術の発展に力を注ぐ事を決意し2010年にNPO法人 島ラジオ壱岐の理事長に就任。「一期一会」多くの人と出会い、繋がる縁をもっとも大事にしています。5人の父です。島暮らし、最高です!

[NPO法人島ラジオ壱岐について]
2004年2月に開局したミニFM局「勝本FM76.4MHz」の3年7カ月の活動を経て2011年5月10日に壱岐市地域情報通信基盤整備の防災事業の一環でコミュニティ放送局が整備される。災害や緊急時にリアルタイムで停電や断水・島である事から交通情報等をきめ細かく提供できる事から島民にとっても大きな情報源のインフラとして拡大。地元島民が番組作りを担当している。
放送免許/運営はNPO法人島ラジオ壱岐が運用
◎設立: 平成23年2月8日
◎開局: 平成23年5月10日s

この経歴から、彼がラジオDJやNPO法人の理事長を務めていることが分かります。

里親斉藤夫妻の収入については月額32万が加算

里親である斎藤智之氏は、ラジオのDJやNPO法人理事長を務めており、収入的には余裕があると思われます。
さらに、留学生1人あたり月額8万円の収入があり、4人いるため32万円が毎月加算されます。
服や雑費などの費用がかかっても、成長期の食費が大きな負担となっても、8万円では余裕があると考えられます。

所感

遠く実家から離れ、里親のもとで暮らしていた男の子が、「死にたい」と書いたノートを里親に怒られたという情報があります。
思春期の男の子は、精神的なケアがより必要とされる年代です。
このような悲劇的な結果に至ってしまったことは残念です。
里親制度の改善に先立ち、より人間的に優しい里親であれば、子供の変化に敏感に気づいてケアできたかもしれません。
そのことを思うと、とても心が痛みます。ご冥福をお祈りします。

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