同国は2023年2月13日から、DORSCONをグリーンへと引き下げるとともに、ほぼ全ての感染予防措置を撤廃し、新型コロナはエンデミックへと移行していた(2023年2月15日記事参照)。
その後、11月の後半にかけて新型コロナの感染が急拡大し、11月26日~12月2日の週の感染者が合計3万2,035人と、2023年では最高となった。
しかし、同保健相は、新型コロナ感染による入院者が12月13日時点で560人と、パンデミックのピーク時の1,726人と比べると依然低いと指摘した。
また、集中治療室(ICU)で治療中の重症患者も10人以下と、医療システムへの影響が依然低いと述べた。
ローレンス・ウォン副首相兼財務相も12月11日、自身のフェイスブックで、政府が部分的ロックダウンである「サーキットブレーカー」に踏み切るとのインターネット上の憶測は、虚偽の情報だと強調した。
同国では新型コロナの感染拡大などを受け、公立病院の病床稼働率が上昇し、一部の病院の病床稼働率が12月4~9日の間で100.0%に達している。
保健省は12月8日、病院システムを維持するためにも、重症者か命の危険がない限り、病院の緊急窓口に行かないよう国民に訴えた。
また、同省は、60歳以上の高齢者や、免疫機能が衰えている疾患者、介護施設の入居者については、新型コロナのワクチンを接種してから1年を経た場合に追加接種するよう勧告した。
また、その他の生後6カ月以上の人や、特に医療従事者や介護・看護を担っている人は、追加接種を受けるべきだとしている。
新型コロナのワクチンは、共同検査・ワクチン接種センターと指定された診療所において、無料で接種ができる。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/12/ef5ea13b0b3d5650.html
引用元:・【シンガポール】新型コロナ感染者が急増、一部の病院の病床稼働率が12月4~9日の間で100.0%に・・・国民に訴え「重症者か命の危険がない限り、病院の緊急窓口に行かないで」
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