SNS炎上を煽る「少数の嫌な奴ら」とは誰なのか…リベラルな若者とはまったく違う「攻撃的な投稿者」の正体
SNSで政治的な対立を煽っているのは「少数の嫌な奴ら」というアメリカの研究結果がある。ジャーナリストの佐々木俊尚さんは「日本の場合、政治的に過激な投稿の文面は、1970年代の内ゲバ闘争のような古い言葉が使われている。これは私の推測にすぎないが、『少数の嫌な奴ら』の多くは団塊の世代ではないか」という――。(第3回/全3回)
(略)
しかしSNSでは、まったく逆に奇妙な先祖返りが起きている。まるで1960年代の革命運動のような「抵抗」や「抗議」に没頭し、対立を煽る人たちが目立つのだ。
一つの理由は、先に書いたようなSNS特有の性質である。もともと攻撃的な少数の人々が目立ち、彼らが多くの犠牲者を攻撃するようになってしまっていることだ。
いまの若者たちに見るように、日本社会全体では穏健でリベラルな価値観が広がり、社会に参加して改善していこうという運動が増えている。しかし、その状況に不満な人たちが先鋭化し、特定少数のグループをつくってSNSで攻撃を重ねているという実態がある。
(略)
これは定量的に調べた結果ではなくあくまでもわたしの推測でしかないが、時間的な整合性はある。最近の政治的に過激なツイッター投稿の文面には「日和見主義者」「政権のポチ」「首を洗って待っていろ」など現代ではほとんど見ない、まるで昔の過激派の機関紙の言いまわしのような文言さえ使われるようになっている。ツイッターだけを見ていると、まるで1970年代の内ゲバ闘争を眺めている錯覚に陥るほどだ。
要するに現在のツイッターは、団塊の世代の青春回顧なのである。そしてこういう青春回顧運動を、革命運動からかつて人材を大量に引き受けたマスコミが支えるという奇妙な構図ができあがっているのが、2020年代の日本のメディア空間なのである。
しかしこのようなゆがんだ構図は、いずれは終わる。団塊の世代は後期高齢者に達して、社会から退場しつつある。新聞やテレビも、以前ほどの影響力は持てなくなってきている。若い人たちの穏健で良識的な社会運動の広がりによって、今後はメディア空間も少しずつ改善されていくだろう。そう期待したい。
引用元:・識者「SNSで対立を煽ったり攻撃的な投稿をしてるのは団塊の世代ではないか」 [135853815]
相手をじじい呼ばわりして世代間対立
テレビなんてずっと攻撃的に文句ばっか言ってるじゃん🥺
コメント